- 夜勤がしんどくなった
- 子どもが生まれて、病院で働くのが難しくなった
さまざまな事情から、「病院以外の職場に転職したい」と考えている看護師さんも多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、病院以外で看護師の資格を活かせる職場」を厳選して紹介していきます。
転職経験のある看護師さん85人の口コミをもとに、病院との働き方や職場環境の違いなどについても解説していくので、ぜひ転職先選びの参考にしてください。
【アンケートで見る】看護師の病院以外の転職先
下記は、当メディアが「病院以外に転職した看護師さん85人」に行った転職先についてのアンケート調査結果です。
介護施設に転職した看護師さんが最も多く(23人/27.0%)、次いでクリニック・診療所(21人/24.7%)、訪問看護(12人/14.1%)となっています。
介護施設やクリニックは「夜勤がない、もしくは少ない」ことから、ワークライフバランスを実現したい看護師さんに人気です。
また上記施設は求人数が多いことから、転職しやすい職場とも言えます。
一方、転職先としては少ないものの、「検診・健診センター」「産業看護師」「障害者支援施設」「献血センター」といった職場を選んだ人もいました。
一方、すでに病院での勤務経験があれば、アンケートからも分かるように病院以外にも転職先はたくさんあります。
病院以外で看護師の資格が活かせる転職先おすすめ7選
この章では、病院以外でおすすめの看護師さんの転職先を7つ紹介します。
1.介護施設
「自分のペースで働きたい人」や「高齢者ケアに興味がある人」は、介護施設での勤務を検討してみましょう。
介護施設の看護師は、状況に応じて医療処置や急変対応をすることもありますが、基本的には入居者の「健康管理」や「生活のサポート」するのが仕事。
急性期病院などと比べ、自分のペースで働くことができますし、一人ひとりの患者さんに深く関わることができます。
また介護業界は人手不足が深刻なので、転職先を見つけやすいのもメリット。
ただし、「介護老人保健施設」「特別養護老人ホーム」「グループホーム」など、施設の種類によって看護師の配置基準や仕事内容も異なります。
高齢者看護や認知症看護、ターミナルケアに興味がある人は、施設ごとの仕事の内容をよく確認したうえで、転職活動を行いましょう。
- 入居者と深い関わりをもてる
- 自分のペースで落ち着いて働ける
- 夜勤なしの施設も多い
- 高度な看護スキルを必要としない
- 介護の仕事が多くなる
- 看護師としてのスキルアップは難しい
- コミュニケーション能力が必要
- 病院と違い医療行為自体が少なめで検査出しなどもほとんどありません。患者様ではなく利用者様ですので身近に関われる面では楽しい仕事(35歳 女性)
- 緊急入院や手術などがなく、残業が少ないため定時に帰れる。パートであれば夜勤なしの勤務が可能だった(32歳 女性)
- 夜勤がない。高度な技術を必要としない。働き方がゆるく身体に負担が少ない。ほぼ介護業務が全般になる。命に直結しない(29歳 女性)
2.クリニック・診療所
「夜勤なしで働きたい」「固定の休みがほしい」という方にはクリニックや診療所がおすすめです。
クリニックは夜勤がなく、日曜日+平日1日が公休というところも多いためです。
クリニックは比較的軽症の患者さんが多いため、急性期病院のような精神的負担が少ないのもメリット。
医師の「診療補助」がメインなので、身体的負担も病棟看護師に比べて少なめです。
一方クリニックはスタッフの人数が少ないことから、休みにくいことはデメリット。
また病院のような研修がないため、採用の際には即戦力が求められます。
3年程度の臨床経験があり、注射・採血・点滴といった一通りの業務をこなせることが採用条件になるケースも多いでしょう。
ただ、「小児科」「内視鏡クリニック」「透析クリニック」など、診療科目によって求められる技術は違います。
仕事探しの際は「どのような業務を行っているのか」と「必要とされる経験や技術」を確認しましょう。
- 夜勤がない
- 日曜日や平日に公休があるところも多い
- GWやお盆、年末年始にまとまった休みが取れるケースも多い
- 軽症患者が多いため精神的負担が少ない
- スタッフが少ないため急な休みは取りにくい
- 即戦力が求められる
- 夜勤がないぶん病棟看護師よりも給料は下がる
- 夜勤がなく、命の危険や緊急度も低いため、人間関係がいい。ワークライフバランスが取れていると思う(26歳 女性)
- 夜勤がない。主にバイタル測定と採血や心電図など各種検査がメインとなり、病棟よりも激務でなくゆっくりと働ける。GWや年末年始が休みになる。係や委員会、サマリー作成などの仕事がなく精神的に楽(27歳 女性)
3.美容クリニック(美容皮膚科・美容外科)
「美容医療に興味がある」「美容が好き」という方におすすめなのが美容クリニックです。
美容クリニックは「美しくなりたい人」を対象とした医療機関。
シミ・しわ取り、エイジングケア、脱毛、二重整形など、美容を目的とした施術や外科処置を行います。
最新の美容技術や知識にふれることができるため、美容への関心が高い方はモチベーション高く働くことができるでしょう。
また、クリニックのなかには「社割」があるところも多いので、施術を通常よりも安く受けられるのもメリット。
美意識の高い方にとっては、とても魅力的な職場と言えます。
デメリットは、土日やゴールデンウイーク、年末年始などに休みにくいこと。
美容クリニックには、仕事が休みのときに来院する患者さんが多いため、世間一般の方がお休みの日は「かきいれ時」となるためです。
また美容クリニックの仕事は、病気の方を扱う病院の仕事とは大きく異なるため、看護師の経歴としてカウントされにくい傾向にあります。
再度「病棟看護師として働きたい」と思った際に、転職しにくい可能性があることを考慮しておきましょう。
- 夜勤がない
- 夜勤なしでも病棟と同程度の収入が得られる
- 最新の美容医療の知識を得られる
- 「社割」でお得に施術を受けられる
- 高度な接客スキルが求められる
- 土日や連休は休みにくい
- 医療技術はあまり身につかない
- 精神的に疲弊することがなくなった(24歳 女性)
- 夜勤がない。一人ひとりの患者さんに丁寧に関われる(37歳 女性)
4.訪問看護
一人ひとりの患者さんとじっくり向き合いたい方におすすめなのが、訪問看護です。
訪問看護は自宅療養している方のお宅に訪問し、医療処置や健康状態のチェック、療養指導などを行う仕事。
訪問先では一人の利用者さんの対応に時間をかけられるため、業務に追われる急性期病棟での仕事に不満をお持ちの看護師さんにはやりがいが大きいでしょう。
また基本的に夜勤がなく、時短やパートといった勤務形態も多いのが特徴。
さらに土日休みの訪問看護ステーションがほとんどなので、「子どもが小さい」「家庭生活を優先したい」という方にもメリットが大きいです。
一方で訪問看護の大変なところは、責任が重いこと。
利用者のもとに一人で赴き、自身の判断で処置や対応をしなければならないためです。
3~5年程度の臨床経験がある方、主体的な行動ができる方に向いています。
また利用者家族と接する機会が多く、医師やケアマネージャーなどと連携を取る必要もあるため、コミュニケーションが苦手でないことも重要なポイントです。
- 患者さん一人ひとりにじっくり向き合える
- 事前にスケジュールが決まっているので残業が少ない
- 夜勤がない
- 土日休みの訪問看護ステーションが多い
- 一人で業務にあたるので責任が大きい
- コミュニケーション能力が求められる
- 介護分野の業務をすることもある
- オンコールがある
- 夜勤がない。休みの曜日が決まっている。休憩時間は自分のスケジュールに合わせて取れる(24歳 女性)
- 医療処置が少ないので患者と向き合いやすい。ゆっくり時間が流れている。いろんな年代の方と出会う。夜勤がないので身体が楽(28歳 女性)
- 夜勤がないことと、正社員ではなくパートでの転職のため厳しい勤務条件等もないこと。また同年代の子育て中の看護師が多いため、お互い様精神で働けるため急な休みも取りやすい(30歳 女性)
5.保育園
「子どもが好き」「子育ての経験を活かしたい」といった看護師さんにおすすめの勤務先が保育園です。
保育園看護師は、子どもたちの体調管理・衛生指導・アレルギー対応・保育補助などが主な仕事。
とくに、おむつ交換や外遊びなどの保育補助をする割合が多いので、子どもと関わることが好きな方は楽しく働くことができます。
また医療行為が少ないため、看護スキルにあまり自信がない人でも無理なく働けます。
「土日祝日休み」「夜勤なし」の保育園を選べば、規則的な勤務ができるので、夜勤がつらくて転職を検討している看護師さんにもおすすめです。
デメリットは病棟看護師と比べて年収が低いこと。
理由としては「医療行為を行わないこと」「夜勤がないこと」などがあげられます。
ただ給与は保育園によっても差があるので、複数の保育園を比較して職場選びをすると良いでしょう。
- 夜勤がない
- 日曜・祝日などカレンダー通りに休める
- 子ども相手なので癒やされる
- 高度な看護スキルを必要としない
- 医療技術の向上はのぞめない
- 病棟看護師に比べて給与が少ない
- 看護師が園に一人だと頼れる人がいない
- 土日祝日休みというのが一番の違いです。看護師はパートでも「土曜日は出勤」という求人が多かったので(45歳 女性)
- 土日祝日休み。夜勤がない。残業がない(36歳 女性)
- 夜勤がない。子供だけなので癒される。ほとんど0歳や1歳ばかりしか見なくてよい。記録も少ない(23歳 女性)
6.検診・健診センター
プレッシャーのない職場で働きたい方には検診・健診センターがおすすめです。
健診センターに来るのは健康な人が中心なので、命に直結する治療に関わることもなく、精神的な負担が少ないためです。
検診・検診は予約制なので残業がほとんどなく、日曜祝日・ゴールデンウイーク・年末年始などもカレンダー通りに休めます。
夜勤もないため、プライベートを重視した働き方をしたい人にもおすすめです。
デメリットは看護師としてのスキルアップがあまりのぞめないこと。
仕事内容は測定や補助が中心で、医療行為をほとんど行わないためです。
一方で「採血スキル」はかなり重視されるので、「採血する機会が少ない職場にいた」「採血に苦手意識がある」という人は、採用に不利になる可能性があります。
検診・検診センターの求人は人気が高いため、複数の転職サイトに登録して選択肢を増やすことをおすすめします。
- 重篤患者の対応がない
- 夜勤がない
- 予約制なので残業はない
- カレンダー通りに休める
- スキルアップは望めない
- 採血のスキルが求められる
- 人気が高いため求人が少ない
- 夜勤がない。朝がはやい仕事ではあるが、その分早く帰宅できる。年末年始の休みが取れる。有給休暇が取れる(25歳 女性)
- 夜勤がないが、ボーナスがあり総合病院で働くよりも待遇が良かった。職場環境がとてもよく、居心地のいい中で自分らしく働けた(24歳 女性)
7.メディカルコールセンター
看護の現場で働くことに「体力的な限界を感じている人」におすすめなのがメディカルコールセンターです。
メディカルコールセンターは、看護師の知識を活かしつつ、デスクワークをすることができるからです。
座り仕事ですので体力的な負担が少ないのはもちろん、サービス残業がない、休憩をしっかり取れるといった点もメリットです。
勤務先は保険会社、製薬会社、医療機器メーカーなど。
各コールセンターでは「研修」も「トークスクリプト(お客様と会話する際の台本)」もありますが、看護の知識や医療現場での経験があることで、より的確な対応をすることができます。
ただ医療行為を行わないため、看護技術が鈍ってしまうことはデメリットと言えます。
- デスクワークなので体の負担が少ない
- サービス残業がほとんどない
- 正社員・派遣社員など色々な雇用形態から選べる
- 交代制で夜勤があるケースもある
- 正しい敬語を使える必要がある
- 看護技術が鈍る
- 体力的な負担がない(39歳 女性)
- 病院で働いていた時には情報収集のための前残業があったが、一般企業だったため前残業もなかった。1分単位で残業代がでた。有給休暇の申請も自由に行うことができた。休憩が1時間きっちりとれた。休憩時間は近所に食べに行くことができた(25歳 女性)
看護師が病院以外に転職する理由
病院で働いていた看護師さんが「病院以外に転職する理由」を見ていきましょう。
転職理由別に転職先の探し方のコツも紹介していきますので、病院以外に転職したいと思っている看護師さんはぜひ参考にしてみてください。
1.夜勤・交代勤務がつらい
- 年齢を重ねるごとに夜勤がキツくなってきたことが1番の理由です。体調を崩すことが多くなり、もうできないと感じました(33歳 女性)
- 夜勤をしていて不規則になり、生活が乱れがちだったから(25歳 女性)
- 夜勤が月に5回あり、シフト制で休日希望も出しにくい環境が体力的にも精神的にも辛かった(24歳 女性)
病院・病棟にお勤めであれば、夜勤・交代勤務を避けて通ることはできません。
「昼に働き、夜に寝る」という当たり前の生活ができないため、ホルモンバランスが崩れ、心身ともにつらくなってしまう人も。
そのため「夜勤がないこと」を条件に転職先を探す看護師さんが多くなりました。
転職サイトで「夜勤なし」という検索条件を入れて探してみましょう。
2.病院以外の仕事に興味がある
- 長年臨床のみで働いてきたので、臨床と違う視点から患者さんをみたかったため(42歳 女性)
- 学生の頃から病院以外の施設で働きたいと思っていたから。新卒でいきなり施設勤務は急変時の判断などに不安があると思い、学校を卒業してとりあえず病院に就職した形です(34歳 女性)
- 病棟以外での仕事内容に興味がありました(35歳 女性)
「障がい者福祉に興味がある」「利用者さんとじっくり向き合える介護施設で働きたい」など、病院以外の仕事に興味をもったことで転職をした人も。
新卒時は「看護師=病院」と思っていたものの、実際に働くうちに自分のやりたいことが明確になったり変化したりする人も多いようです。
実際3年程度の病棟勤務経験があれば、クリニックや各種施設など、看護師として活躍できる場所は新卒のときよりも格段に広がります。
転職を検討している人は、「自分の看護観」や「キャリアプラン」をいま一度じっくり考えてみましょう。
3.忙しすぎる・残業が多い
- 病院勤務は拘束時間が長く、サービス残業が多かった(24歳 女性)
- 過重労働すぎて、自分の人生が全て仕事中心になると思ったため(26歳 女性)
- 業務多忙で家庭優先に出来なくなったから(33歳 女性)
交代勤務のある病棟看護師は、忙しく、残業が発生しやすいです。
急患や急変の対応などがあって予定通りに仕事が進まないことは日常茶飯だからです。
また、看護記録を申し送り後に作成したり、研修や勉強会に参加したりと、勤務時間外の拘束時間も少なくありません。
「忙しすぎて疲れてしまった」「残業が多いため家庭生活がままならない」という声も寄せられています。
一方、残業を避けたい看護師さんには、「内視鏡クリニック」や「検診・健診センター」といった完全予約制のクリニック・施設がおすすめです。
4.落ち着いた環境で働きたい
- 急性期病院で業務に追われて忙しく働いていたため、もう少し落ち着いた環境で患者様に関わりたいと思った(33歳 女性)
- 急性期だと日々、分単位で業務に追われ、患者様ひとりひとりを看る事ができていないなと思ったから(26歳 女性)
- のんびりペースの性格なので病院のスピード感についていけなかったから(28歳 女性)
とくに急性期病院から転職したいという声が多数。
重篤患者や急変も多い急性期病院では、常に患者さんの状態に注意を払い、優先順位をつけながら業務を行わなければなりません。
しかし、「緊張感が伴うピリピリした環境が合わない」という看護師さんも少なくありません。
またスピード感のある現場よりも、患者さん一人ひとりに向き合える場所で働きたいからという理由で転職を決めた人もいました。
介護施設は「居住系」「通所系」「訪問系」があり、要介護度によっても仕事内容はさまざま。転職サイトで自分に合った働き方を探してみてください。
5.子どもの生活スタイルに合わせるため
- 子どもがおり、土日祝日休みのところで働きたかったから(36歳 女性)
- 子どもが産まれて三交代制ができなくなりました。病院での経験から出来ることをしようと考えました(28歳 女性)
- 子どもが幼稚園に通っているので、午前中のパートがしたかった(42歳 女性)
「土日は子どもと一緒に過ごしたい」「子どもが帰ってくる時間に家にいてあげたい」という希望がある方もいるでしょう。
しかし365日24時間体制の病院・病棟勤務では、夜勤や土日出勤を避けることはできません。
そのため、子どもの誕生をきっかけに病院以外への転職を決める人も少なくありません。
「子どもの預け先さえあれば病院で働き続けたい」という場合は院内保育を利用するという選択肢もありますが、令和2年時点で院内保育を実施している病院は全体の44.1%。
さらに夜間保育がある施設は、院内保育を実施している病院のうち52.2%となっています。
※参照:厚生労働省 令和2年医療施設調査
「病院で働きたいけれども実家や義実家の協力が得られない」という場合は、院内保育があり、かつ夜間保育を実施している職場を探す必要があります。
クリニックは、週末がお休みだったり、ゴールデンウイークやお盆、年末年始などに一般企業と同じように連休だったりするケースも多いので、お子さんと休みを合わせたい人にも働きやすい職場が多いでしょう。
病院以外の職場への転職活動が順調だった人は81.2%
病院以外の職場に転職した看護師さん85人に「転職活動が順調だったか」を聞いたところ、「とても順調だった」「まあ順調だった」と回答した人が合わせて8割にのぼりました。
「とても大変だった」と回答した人は0%で、病院以外の職場への転職は難しくないケースが大半だということがわかります。
転職活動が順調だった理由
- 介護の場での看護師は貴重とされているので、募集自体が多かった(29歳 女性 デイサービス)
- まったく別分野での転職でしたが、子どもが4人いるので、子育て経験をかわれてすんなりと決まりました(45歳 女性 保育園看護師)
- 看護師転職サイトに仲介に入ってもらったため、病院それぞれのいいところ悪いところを知れた上転職活動ができた(26歳 女性 産婦人科クリニック)
- 病院での経験が13年間あったためです(34歳 女性 検診センター)
看護師は人手不足が深刻なため、転職には困らなかった人が大多数のようです。
とくに、募集が多い介護系は転職しやすいと言えるでしょう。
また年齢に関係なく、病院での勤務経験が長い方も転職に有利に働きます。
転職サイトを利用したので、転職活動がラクだったという人も複数いました。
転職活動が大変だった理由
- 在職中の転職活動は時間が取れず大変だった(34歳 女性 整形外科クリニック)
- 一般公募の求人が少なかった(30代 女性 クリニック)
- 自分自身で探さないといけない(31歳 女性 養護教諭)
- 子どもが3人いるので、少ない人数で回しているところでは内定をもらえませんでした。また勤務時間や土日祝休みを希望するとグッと働ける職場が少なくなってしまい、選択肢が少ないなと感じました(30歳 女性 訪問看護ステーション)
看護師の求人は全国どこでも豊富にあるにも関わらず、「転職活動が大変だった」という理由としては、
- 転職活動の時間が取れない
- マッチする仕事が見つからない
などが挙げられています。
たしかに、土日などまとまった休みがある会社員と違い、交代勤務をしながらの転職活動は簡単ではありません。
また、折込広告やHPで募集している求人から探すとなると、転職先はかなり限定されてしまい、希望条件にマッチする仕事は見つかりにくいかもしれません。
看護師さんが転職活動をする際は、看護師専門の転職サイトを活用してみてください。
「転職活動が大変…」と感じる様々なことが、転職サイトを活用することで解決されます。
看護師向け転職サイトで職場を探すメリット
転職をする際は、求人情報をチェックし、転職先の情報を調べ、履歴書や職務経歴書を作成し、転職先と連絡を取り合って…とやることが山のようにあります。
「勤務明けや休日は疲れてしまって転職活動どころではない」という看護師さんも多いかもしれません。
そんなときは、ぜひ看護師向けの転職サイトを利用してみてください。
転職サイトでは求人紹介以外にもさまざまなサポートをしてくれるので、一人で行うよりも転職活動がずっとラクになります。
この章では、看護師さんが転職サイトで職場を探すメリットを紹介していきます。
転職先の選択肢が広がる
看護学校卒業後の就職先としは、多くの看護師さんが病院を選びます。
病院以外の転職先となるとクリニックぐらいしか思いつかない方も多いのではないでしょうか。
転職サイトでは、「保育園」「企業の産業看護師」「治験コーディネーター」「ツアーナース」など、病院以外で看護師資格が活かせる求人を多数保有しています。
自分では思いつかないような転職先を提案してもらえるケースもあるため、転職先の選択肢が広がります。
「病院以外でどんな職場があるか知りたい」「今とは違う環境で働きたい」という方はぜひ利用してみてください。
希望条件に合った職場を紹介してもらえる
エージェント型の転職サイトを使えば、自分で時間をかけて転職先を探さなくても、担当者が希望条件にマッチする職場を紹介してくれます。
給与、勤務時間、夜勤や残業の有無はもちろん、「患者さんと深く関われる職場で働きたい」「高度な看護スキルを必要としない職場がいい」といったぼんやりした希望でも大丈夫。
とくに『看護師専門』の転職サイトの担当者は、数多くの看護師さんの転職をサポートしてきたので、一人ひとりのニーズに合った職場を紹介してくれるでしょう。
転職先のミスマッチを避けられる
転職サイトを利用することで、「思っていた職場と違った…」「失敗したかも…」という転職先のミスマッチをなくすことが可能です。
エージェント型の転職サイトの場合、担当者が求人先の病院・施設に出向き、目で見たり職員にヒアリングしたりして、直接情報収集をしているケースが多いため、応募前に「職場環境」をある程度知ることができるからです。
給与・仕事内容・福利厚生などは自分でも調べられますが、「実際のところはどうなのか」「働きやすい職場なのか」などを自力で調べるのは難しいもの。
転職サイトを利用することで、情報収集の手間が省けるだけでなく、より正確な職場状況を知ることができます。
忙しい看護師さんでも転職活動ができる
エージェント型の転職サイトを活用することで、忙しい看護師さんでも効率よく転職活動ができます。
転職サイトでは、面接の日程交渉や条件交渉といった応募先との面倒なやり取りを代行してくれるからです。
夜勤や交代勤務で休日が定まらない看護師さんは、転職先とのやり取りに苦労することも。
電話に出られなかったり、返信のタイミングを逃したりすることもあります。
転職サイトでは、転職先とのやり取りをあなたに代わって行ってくれるため、働きながらの転職活動も問題なくできます。
まとめ
看護師資格があれば、病院以外で活躍できる職場はたくさんあります。
「病棟勤務がつらい」または「病棟勤務がライフスタイルに合わなくなった」などの理由で転職を考えている看護師さんは、ぜひ今回ご紹介した転職先7選を参考にしてみてください。
また転職サイトでは、今回ご紹介しているほかにも看護師さんの転職先を多数保有しています。
医療の現場に精通した担当者が相談にのってくれますので、ぜひ活用してみてください。
- 調査対象:病院以外への転職経験がある看護師
- 調査期間:2024年2月2日~2024年2月21日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:85人(女性71人/男性14人)