- 長年働いているんだから、そろそろ時給アップして欲しい!
- ほかの派遣社員の時給を聞いてビックリ、わたしも時給を上げてもらえないかな?
- 時給を上げて欲しいけど、派遣って時給交渉していいの?
派遣社員にとって収入額を左右する時給。高ければ高いほど収入もアップしますし、可能であれば時給を上げてもらいたいですよね。
結論から言うと、派遣社員でも交渉次第で時給アップは可能です。
なぜなら、時給交渉の結果、実際に時給を上げてもらっている派遣社員もいるからですね。
当サイトが「時給交渉をしたことがある派遣社員経験者58人」に実施したアンケート調査でも、58人中37人が時給交渉に成功して時給を上げてもらっていました。
しかし、すべての派遣社員が時給交渉に成功するわけではありません。
時給交渉がうまくいかなった場合は、時給の高いほかの仕事を探す選択肢もありますよ。
当記事では、
- 時給交渉におすすめのタイミング
- うまくいく時給交渉のコツ
- 時給交渉をしたことがある派遣社員の口コミ
などを順番に解説しています。
この記事を読めば、時給交渉のタイミングやコツがつかめ、今の時給より高い時給で働けるようになりますよ。
- 調査対象:派遣の時給交渉をしたことがある方
- 調査期間:2021年2月24日~26日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:58人
派遣社員が時給交渉してもOK
派遣社員自ら時給交渉をしてもいいのか、悩んでいる人もいるのではないしょうか。
結論から言うと、派遣社員が時給交渉するのはOKです。
時給交渉は派遣社員に認められた権利で、派遣社員だから時給交渉してダメなことはありません。
派遣社員の場合、派遣社員からアクションを起こさなければ、簡単に時給は上がらないので、積極的に時給交渉をしたほうがいいでしょう。
ちなみに派遣社員の給与アップの現状は、「一般社団法人日本人材派遣協会」の調査によると、3年以内に給与が上がった経験のある派遣社員は、回答者数の一番多い「オフィス系」の職種で36.9%。
ほかの職種でも専門性の高い「IT・通信系」と「クリエイティブ系」を除けば、給与が上がったのは約3割と、時給交渉の有無に関わらず、派遣社員の給与アップの厳しい現状がうかがえます。
では、どのようにして時給交渉をすれば成功するのかを解説していくので参考にしてみてください。
時給交渉の時給アップ額は50円を目安に考える
時給交渉をするにあたり、どれぐらいの金額を目安にすれば良いのか気になるところですよね。
時給交渉の時給アップ額で多いのは50円となります。
当サイトが「時給交渉したことがある派遣社員の経験者58人」にアンケート調査を実施した結果、58人中37人が時給交渉に成功しており、時給アップ額は以下のとおりとなりました。
時給交渉がうまくいった人で1番多かったのは、37人のうち16人が回答した50円の時給アップです。
「たったの50円アップか」と思った方もいるかもしれないので、以下に月収・年収で計算してみてください。
- 月収 50円(時給アップ額)×8時間×22日 8,800円アップ
- 年収 8,800円(月収アップ額)×12ヶ月 105,600円アップ
時給で働いている派遣社員の大きな収入アップに結びついているとわかる結果といえるのではないでしょうか。
時給交渉は派遣会社の担当者に行う
時給交渉は、派遣会社の営業担当者に行いましょう。
派遣社員の雇用主は「派遣会社」なので、派遣会社の営業担当者に交渉します。
間違っても「派遣先企業の担当者」へ時給交渉しないよう注意してください。
派遣先企業とは、営業担当者が交渉を行うのであって、あなたがやってはいけません。
営業担当者への時給交渉は、営業担当者が定期的に職場訪問してくれるなら、訪問時に直接伝えましょう。
電話だと営業担当者が忙しくて取り合ってくれない可能性もあるし、メールは見落とされる可能性があります。
営業担当者が定期的に職場訪問してくれない場合は、電話で相談があることを伝え、直接会って話ができるよう調整していきましょう。
派遣社員の時給交渉におすすめのタイミング5つ
派遣社員の時給交渉におすすめのタイミングは以下の5つです。
- 契約前
- 契約更新時
- 契約内容と実際の仕事内容が違うとき
- まわりと待遇差があるとわかったとき
- まわりから評価してもらえたとき
それぞれのタイミングがおすすめな理由を紹介していくので参考にしてみてください。
1.契約前は時給アップ額が高くなる傾向にある
実は契約前の時給交渉は、時給アップ額が高くなる傾向にあるのでおすすめです。
契約前の時給交渉が高くなりやすいのは次の理由からです。
- 派遣会社が募集時の時給を低めに設定している
- 派遣先と待遇面で交渉できる余地がある
契約前なら条件面を提示しやすいので、以下の内容を仕事内容や残業時間などの確認も含めて、交渉を進めてみてください。
- 募集時の時給が自分の希望より低い
- 他社では同じような仕事内容でもっと高い時給の案件がある
- 求められている以上のスキルや資格があり時給以上の戦力になる
とくに、顔合わせで派遣先へ好印象を与えた人や、急募の案件はチャンスと覚えておいてください。
またイチから新たに良い人材を探すのは、手間や時間がかかってしまうため、営業担当者も派遣先も避けたいと考えています。
「手間や時間をかけるぐらいなら時給アップに対応したほうがマシ」といった判断に結びつきやすいです。
- もともとの希望時給より安かったから、顔合わせのあと契約前に時給交渉しました。(時給アップ額:100円)
- 契約前に「専門資格を持っているので他の人より時給を高くしてほしい」と言った。(時給アップ額:200円)
- 今までほかで働いてきた相場からして安かったため契約前に時給交渉した。(時給アップ額:100円)
時給アップを考えている方は、契約交渉前に備えておきましょう。
2.契約更新時は時給交渉が切り出しやすい
契約更新時の時給交渉は、時給交渉が切り出しやすくておすすめです。
一般的には契約更新の1ヶ月前までに、今後の契約について「業務に問題はありませんか?このまま契約更新してもいいですか?」と営業担当者から連絡があるので、このタイミングで時給の相談があると切り出しましょう。
ただし、営業担当者によっては業務が忙しくて更新の確認を忘れていたり、条件の変更なく契約更新してくれると思いこんでいる人もいます。
契約更新1ヶ月前になっても契約更新の連絡がない場合は、自分から「次回の契約更新の件でお話があります」と連絡を取ってくださいね。
勤続1年目以降の契約更新時は狙い目
時給交渉の切り出しやすい契約更新時ですが、とくに勤続1年目以降の契約更新は狙い目と覚えておいてください。
勤続1年目以降といえば、一通りの仕事をこなせるようになり、派遣先にもすっかり馴染んでいる時期です。
仕事量や仕事の幅も増えますし、アピールできる実績や成果ができてくる頃ではないでしょうか。
また、派遣先での信頼も得られる時期なので、時給交渉がスムーズにすすむ傾向もあります。
当サイトのアンケート調査で時給交渉に成功した37人のうち、時給交渉をした時期で一番多かったのは10人が回答した勤続1年~2年未満、次に多かったのは6人が回答した勤続2年~3年未満だったことからも、勤続1年目以降の時給交渉はうまくいきやすいタイミングだと言えるでしょう。
3.契約内容と実際の仕事が違うときは時給交渉のチャンス
- 「はじめに聞いていた内容以上の仕事を任されている」
- 「勤続年数が増えてきて当初の契約内容以上の仕事をしている」
といったときは、時給交渉の材料ができるためチャンスなタイミングといえるでしょう。
「契約内容と違うからやりたくない」と不満をぶつけるよりも、「仕事が増えてもいいので、時給を上げてほしいです」と時給交渉したほうが印象もよく、仕事に対する姿勢も評価されやすいです。
ただし、許容範囲外の契約内容と違う仕事を任されている場合は、ハッキリと断わってください。
労働者派遣法第34条では就業条件などの明示が定められており、派遣社員は「就業条件明示書」で示された業務以外の仕事に応じる必要はありません。
本来は派遣先も、「就業条件明示書」で示された業務以外の仕事を派遣社員へ指示してはいけません。
- 契約した内容より仕事量も多く、任される仕事も社員以上であったため、勤続半年ほど経った頃に時給交渉をしました。(時給アップ額:50円)
- 業務量が増えてきたため、勤続2年経った頃に時給を上げてほしいと言いました。(時給アップ額:50円)
- 派遣勤務開始1年が経ち、業務内容が徐々に増えていき、労働条件にない業務が増えたことをきっかけに交渉しました。(時給アップ額:50円)
派遣先からの信頼と実績をコツコツと積み上げて任される仕事を増やすことは、時給アップへつながりやすいといえる結果ではないでしょうか。
4.職場内の人たちと待遇差があるとわかったときは待遇改善の可能性もある
職場の人と待遇の話題になったとき、「ほかの派遣さんより私の時給が低いんだけど!」と気づくことがあります。
まわりの派遣社員との待遇差があるとわかったときは、営業担当者に時給交渉をしてみてください。
派遣会社によって時給差があるのは、各社の営業力やマージン率が異なるため仕方ありません。
しかし、同じ派遣会社から派遣されていて、スキルも経験も仕事内容も同じなのに「国籍・性別・社会的身分の差など」を理由に差別的な待遇差が生じているケースは職業安定法に違反しているため、待遇を改善してもらう必要があります。
また単純に、待遇差の不平不満から職場でトラブルを起こしてほしくないと、時給アップをしてくれるケースもあります。
当サイトが「時給交渉をしたことがある派遣社員の経験者58人」に調査したところ、58人中16人が、まわりとの待遇差に不満を抱いて時給交渉を行っており、16人中10人という高い確率で時給交渉に成功していました。
- 事務所がいくつかある会社で、他の事務所の方と同じ現場になって雑談している時に、その方が自分と同じくらいのキャリアで時給が高いことを知ったため時給交渉した。(時給アップ額:50円)
- まわりと時給の差があり、部長と派遣会社に直接言ったらアップした。(時給アップ額:50円)
- 他社の派遣会社と全く同じ仕事をしているのに、時給が低いと分かったのでストレートに伝えたら、他社の派遣会社と同じ金額になりました。(時給アップ額:50円)
ただし、同じ派遣社員で同じ仕事をしていると思っていても、実はあなたの知らないところで難易度の高い仕事をしているケースや、専門的な資格を取得していたというケースもあります。
合理的な待遇差の理由がある場合、まわりとの待遇差を理由にした時給交渉はうまくいかないので注意してくださいね。
- 周りの派遣社員の時給が上がったと聞いたので交渉しました。時給の上がった派遣社員は担当業務以外に、語学スキルや翻訳等を行える事が判明したため時給が上がったそうで、わたしの時給は上がりませんでした。
職場内の人たちとコミュニケーションを取ることで、より情報も得られやすいのではないでしょうか。
5.仕事内容を評価してもらえたときは時給交渉の成功率が高い
仕事内容を評価してもらえたときは、思い切って時給交渉してみましょう。
評価してもらえるのは、あなたが成長し仕事での成果をあげている証拠なので、時給交渉しやすい状況なためです。
実際に「時給交渉したことがある派遣社員の経験者」58人中4人が、仕事内容への評価をきっかけに時給交渉を行っていて、4人全員が時給交渉に成功しています。
- 仕事の効率アップを行っていると周りからも言われたため時給交渉を行った。(時給アップ額:50円)
- 部署のリーダーに時給交渉を勧められた。(時給アップ額:450円)
- 仕事の評価がよかったから時給交渉をした。(時給アップ額:30円)
上記のように、勤務1年半で時給が450円アップした例もあるので、仕事で実績を出していると認められた際は交渉してみてはいかがでしょうか。
勤務して間もない場合と派遣先の業績が悪い場合は時給交渉を避けるべきタイミング
「勤務して間もないタイミング」と、「派遣先の業績が悪いとき」は時給交渉を避けましょう。
なぜなら、時給交渉をしても時給アップしない可能性が高いからです。
時給交渉に失敗した人の口コミとともに、詳しく解説していくので参考にしてみてください。
勤務して間もないタイミングの時給交渉は時給アップの理由と根拠が乏しい
働きはじめて間もないタイミングの時給交渉は、時給アップの理由と根拠が乏しいので避けましょう。
時給アップの理由と根拠がなければ、時給を上げる理由がないからです。
例えば初回契約更新の際などが挙げられます。
派遣の初回契約は、試用期間をふまえて1ヶ月または2ヶ月としている派遣会社が多いです。
1ヶ月や2ヶ月といった短期間の勤務で、時給アップを実現できるほどの成果を出せていると言い切るのは難しいのではないでしょうか。
実際に勤務してから早い段階で時給交渉をして失敗した人の口コミを見ても、「強い主張ができない」「はっきり言えない」など時給アップのアピールができていません。
【時給交渉がうまくいかなかった人の口コミ】
- 最低賃金の時給だったので時給交渉したが、説得力のある強い主張をしなかった。(勤続3ヶ月)
- 時給が周りより低かったけど、はっきり言えずあしらわれた。(勤続2ヶ月)
ただ、勤務して間もなかったら時給交渉そのもの自体がすべてダメなわけではありません。
勤務後すぐに大きな結果や成果を出している人、明らかに仕事内容と合っていない時給で働いている人などは、就業時期は関係なく時給交渉に挑んでみる価値は高いといえるでしょう。
派遣先の経営状況が悪いときの時給交渉はうまくいきにくい
派遣先の経営状況が悪いときの時給交渉は難しいです。
派遣先には時給アップに対応できるほどの資金的な余裕がないため、多くの場合で失敗します。
仮に時給が上がっても、更に経営状況の悪化した際、高時給なのが追い打ちをかけ、派遣切りになる可能性もあるので要注意です。
時給交渉がうまくいかなかった派遣社員の経験者21人中3人は、派遣先の業績悪化を理由に時給アップを断られていました。
- 派遣先企業の業績が悪いので、給与アップは難しいと言われた。
- 会社の業績に対して時給交渉が見合う時期ではなかった。
「派遣先が大きな赤字を出した」「業績が悪くリストラの噂が出ている」といったタイミングでは、時給交渉を避けましょう。
派遣社員が時給交渉を成功させるために知っておきたい5つのコツ
派遣社員が時給交渉を成功させるために覚えておきたいコツは以下の5つです。
- 資格やスキルのアピール
- 仕事内容や数字などを具体的に挙げる
- 時給が上がらなかったら更新しない/やめる前提で交渉する
- 日頃から真面目な姿勢で仕事に取り組む
- 営業担当者とのコミュニケーションを大切にする
それぞれのコツについて詳しく紹介していくので参考にしてみてください。
1.資格やスキルをアピールする
契約前に時給交渉する人は、自身の持っている資格やスキルを積極的にアピールしましょう。
即戦力として働けるアピールにもなりますし、仕事に役立つ資格を持っていれば派遣先で活用できるため、交渉時にも有利に働きやすいです。
もちろん派遣社員として勤務中に「資格を取得した」「スキルアップした」という人も、後々の時給交渉時に使えます。
これからの時給アップを考えている人は、資格を取得したり専門的なスキルを習得して時給アップにつなげてみてはいかがでしょうか。
2.仕事内容や数字などを具体的に挙げる
- 業務量が増えた
- 仕事の幅が広がった
- 成果を上げている
上記の理由で時給交渉する場合、具体的な仕事内容や数字などを挙げましょう。
なぜなら、話の根拠や具体性を持つことで説得力がアップするからです。
たとえば、「仕事内容が増えたので時給アップして欲しいです」「成果を出しているから時給を上げて下さい」とお願いするよりも、次のように具体的な内容を示されたほうが評価しやすいです。
- 「現場のリーダー的な存在になり、これまでの業務にプラスして後輩の指導やフォローも行っています。」
- 「業務マニュアルとフローチャートを作成し共有することで、部署全体の仕事の効率化に成功しました。」
- 「毎月のアポ数は平均◯件、成約率は平均◯%、昨年は表彰もされました。」
また口頭で伝えるだけでなく、書面にして提出するとより伝わりやすく、営業担当者も派遣先へアピールしやすくなることでしょう。
- 言葉だけでは伝わらないので、どう効率が上がったか、仕事の幅がどの程度増えたかをリストのようにして提出しました。(時給アップ額:50円)
- 企業側からも指名で仕事依頼がくるようになったことなど、勤務実績を細かく説明しました。(時給アップ額:100円)
- 派遣会社の営業担当に契約内容と実業務を客観的に比較したものを提出して、時給の見直しを交渉しました。感情論ではなく、客観的に伝えることが大事ではないでしょうか。(時給アップ額:50円)
上記の成功例を参考として、具体的な提案内容を考えてみてください。
3.時給が上がらなかったら更新しないと伝える
「時給が上がらなかったら更新しない」と強気に出るのも選択肢のひとつといえるでしょう。
優秀な人材が抜けてしまうのは、派遣会社や派遣先にとっては打撃となるため、やめないよう時給アップに対応してくれる可能性も出てきます。
- 転職を考えていることを正直に話しながら交渉したらうまくいった。(時給アップ額:50円)
- 時給が上がらないなら辞めますと伝えました。(時給アップ額:30円)
- 複数社の派遣会社に登録していたので、他社から紹介された仕事の時給と同様ならば更新するが、今のままの時給であれば更新しないという交渉をしました。(時給アップ額:20円)
「あなたの代わりが簡単に見つからない」「あなたの評判が良い」場合は、時給アップに対応してもらえる可能性が高いというわけです。
ただし、更新しない覚悟がある場合のみ行いましょう。
更新しないことをチラつかせて時給交渉へトライした結果、時給アップしないどころか、本当に更新してもらえずにそのまま契約終了になるリスクもあるからです。
4.日頃から真面目な姿勢で仕事に取り組む
日頃から真面目な姿勢で仕事に取り組んでいる派遣スタッフは、時給アップしやすい傾向にあります。
なぜなら真面目に働く人は、次のような特徴があるからです。
- 信頼を得やすい
- 派遣先からの評判がよい
- 派遣会社としても手放したくない
真面目に働くあなたを評価しているものの、派遣先も業績などの関係で時給アップには応じられないケースも少なくありません。
そんな際、派遣先からの評判のいいあなたが辞めてしまわないよう、派遣会社のほうが時給アップに応じてくれることもあります。
- 派遣先が定期的に面談を組んでくれていたこともあり、上司は私の仕事の成果をよく評価してくれていました。私が主にやったことは①頼まれたことに対してきちんと進捗報告を行うこと②officeソフトの使用スキルを上げること③他に使えそうなツールがあるのであれば積極的に勉強して使えるようにすることです。(時給アップ額:80円)
派遣会社側としては、あなたが辞めて利益がゼロになるよりも、多少減ったとしても利益を確保したいとの考えからでしょう。
逆に勤務態度に問題がある派遣社員は、交渉時のマイナス材料へとつながるので、今後時給アップを目指している人は注意してください。
- 遅刻や欠勤が多い
- 仕事のミスが多い
- 仕事中に居眠りしたりサボったりしている
- マナーが悪い
- コミュニケーション力が低いなど
上記内容に当てはまる項目がある方は、勤務態度を見直していきましょう。
5.営業担当者とのコミュニケーションを大切にする
営業担当者とのコミュニケーションは大切にしましょう。
時給交渉の窓口は営業担当者なので、相談しやすい関係を築いておくとスムーズに話が進みやすいです。
逆に営業担当者との関係性が悪いと、時給交渉の話題自体を取り合ってくれにくくなります。
- 【時給交渉に成功した人の口コミ】
- ・派遣会社の担当さんに、仕事のアピールポイントを話して、後押してもらえるように根回しした。(時給アップ額:30円)
・派遣社員として、派遣先で業務遂行の実績と信頼を積んでおり、派遣会社の営業担当ともしっかり話し合いをしていたこと。(時給アップ額:50円) - 【時給交渉に失敗した人の口コミ】
- ・担当者とおりが合わず、まったく意見を取り合ってもらえなかった。
・時給交渉に失敗した理由は、派遣会社の担当の人との人間関係がうまくいっていなかったこと。
営業担当者とコミュニケーションがうまく取れるか不安な人は、担当者の対応が良い派遣会社を選ぶのもアリでしょう。
時給交渉が決裂したら他の時給の高い派遣仕事を探すのがおすすめ
時給交渉がうまくいかなかった場合、時給の高い他の派遣仕事を探すのもおすすめです。
派遣社員のメリットは、自分の希望する条件で自由に働けるところ。
いまの給料に納得できなければ、我慢して働き続ける必要はなく、別の時給の高い派遣先で勤務することも可能です。
当サイトのアンケート調査で、時給交渉がうまくいかなかった21人に「時給交渉がうまくいかなかった後どうしたか?」質問したところ、21人中9人はそのままの時給で働き続けていました。
しかし、21人中7人は更新しておらず、4人はしばらく働き続けたものの、しばらくして仕事を辞めています。
「職を失うのが怖い」「次の仕事が見つかるかわからないから・・・」と妥協して仕事を続けている人もいれば、いまより高い時給のお仕事を見つけてから辞めている人もいました。
時給の高い仕事を探す際は、「時給が高い派遣の職種ランキング!派遣社員1000人へ口コミ調査」の記事を参考にしてください。
当記事のまとめ
時給交渉は派遣社員に認められた権利です。
頑張りを評価して欲しい人や、まわりとの時給差や仕事内容と時給が釣り合っていないと不満がある人は、ぜひ派遣会社の営業担当者に時給交渉をしてくださいね。
契約更新前の時給交渉は時給アップ額が高く、契約更新時は時給交渉が切り出しやすく、勤続1年以降の契約更新時であれば時給交渉の成功率も高くなるのでとくにおすすめです。
以下の5つのコツを活用して、ぜひ時給交渉に挑んでくださいね。
- 資格やスキルのアピール
- 仕事内容や数字などを具体的に挙げる
- 時給が上がらなかったら更新しない/やめる前提で交渉する
- 日頃から真面目な姿勢で仕事に取り組む
- 営業担当者とのコミュニケーションを大切にする